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百合(ユリ)の豆知識
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百合(カサブランカ)生産の根源とは??
百合(カサブランカ)の根源として、アメリカ人が始めに日本の山ゆりを交配させ、カサブランカを作ったと言われています。
その後、カサブランカの権利をオランダ人が買い取り品種改良をした結果、何百種類にも、種類を増やし現在のユリ球根に至る事も分かっています。これらの流れは、生花の球根会社や生産者、花を日常の中で飾る機会の多い、オランダ人ならでは、なのではないでしょうか。
石川園芸では、現在以下の種類を生産しています

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オリエンタルハイブリット(OH)
・・例)カサブランカ(白) -
オリエンタルトランペット(OT)
・・例)マニサ(黄) -
アジアンティック(AH)
・・例)ランディーニ(黒)、エロディ(八重桃色) -
ロンギフローラム+アジアンティック (LA)
・・例)ロイヤルトリニティー(橙色)
これらのユリの種類から年間30~40品種ほど、石川園芸では、生産され小売販売や市場へと出荷されています。
ユリ全体では500種類ほどもあると言われています。
百合(カサブランカ)について
近年、日本人の中では、カサブランカは、百合(ユリ)の代名詞とも言われているほどです。
それでは、なぜ、カサブランカはそれほどに、人気があるのでしょうか?
もともと、カサブランカ(百合)は、日本人の間では、山ゆりのイメージと似ており、(色合いや形など)最も日本人には好まれやすい、という流れがあります。また、日本では、カサブランカは、白く豪華で純白なイメージから、多種多様な場面で見られ活躍しています。
しかし、海外で花々(百合)と言えば、赤色や派手な色合いが、大衆の間でイメージされやすく、日本の様に百合(ユリ)=カサブランカ(純白)ではないのです。
また日本でも、近年では、カサブランカ(横向きで使いにくい)以外に、上向きで大輪の白いユリの方がニーズ的にも、拡大傾向にあること、カサブランカは生産が困難なことなどにより、生産量が減少している傾向にあります。